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多賀城アンサンブルとは

多賀城アンサンブルは昨年(2018年)で40周年を迎えました。
1978年10月21日に行われた第1回定期演奏会は「ソナタとトリオの夕べ」で、ピアノ入りの室内楽を中心にコンサートを開始しました。それから弦楽四重奏も定期的に演奏するようになり、そして室内オーケストラ、1993年からは大オーケストラのコンサートを毎年行うようになりました。ソロを中心とした新春コンサートを含め、今は年5回の定期演奏会を開催しています。その他にも協会会員のためのコンサートやクリスマスコンサートなども行っています。1985・86・87年には霧島音楽祭に参加し、ライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターであったゲルハルト・ボッセ教授やドレスデンのピアニストのアマデウス・ウェーバージンゲ教授のレッスンを受け、とくにボッセ教授には1987・88・90年に地元多賀城での音楽講習会と演奏会を催して頂きました。ボッセ教授にレッスンを受けた最初の日、彼に「あなた方は多賀城で演奏活動をしているそうですが、ここで学んだことを基に地元で伝統を作っていって欲しい」といわれたことを思い出します。また2011年3月20日に行う予定であった113回定期演奏会は、震災直後の為中止となり次の年に延期されましたが、多賀城市民会館はまだ使用できず七ヶ浜国際村ホールで行われ大変記念碑的な演奏会となりました。私はこれまで多賀城アンサンブル研究科の生徒や団員の指導を行って来ましたが、これからもより一層次の世代の継承を意識して若い人達にこの培ってきた伝統を伝えて行きたいと思います。

(40周年記念公演のプログラム挨拶より一部抜粋)


斉藤 博

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